未収金と未払金 ②未払金
【前回】
https://pen-hakase.hatenablog.com/entry/2021/05/23/150000
次はBさんの立場から見てみましょう。
こんな問題でした。
『AさんはBさんに土地を500,000,000円で売り渡し、代金は翌月末に回収することとした。』
Bさんは土地を買った側ですね。
土地を買ったのは嬉しいことなので左に書きます。
では、右の勘定科目はどうしましょうか?
Aさんとは逆です。
「未だ」「払っていない」「お金」ということで、「未払金」を使います。
今お金を支払っていないということは、「将来」支払うということです。
「将来」お金がなくなるのは悲しいことなので、未払金は負債か費用となります。
果たしてどちらに分類されるのか、未収金のときと同じように考えていきましょう。
まずは形があるかどうかを考えます。
土地の売買契約では、契約書が存在します。
そこには、Aさんがお金を支払うことを約束し、印が押されています。
この契約書は目に見えるものですね。形があるものなので、資産か負債になります。
また、未払金は悲しいものなので、負債か費用でした。
共通しているのは「負債」ですね。
なので、未払金は負債なのです。
また、別の考え方として、未払金の発生の場所を見ます。
仕訳を見ましょう。
未払金は右側で発生してますね。
右側で発生するのは、負債か収益でした。
やはり共通しているのは「負債」です。
ここでもう一度図を載せます。
図を参考にしてもらうと理解しやすいかと思います。
「形があるか(どっちの書類に乗せるか)」
「左右のどちらで発生するか」
「(将来)嬉しいか」
大きく3つのグループに分かれていますが、この3つのグループのうち、2つに共通している項目を見つければ、分類は終了します。
「形があるか」がわからなくても、「左右のどちらで発生するか」と「(将来)嬉しいか」がわかれば特定できるんです。
やりやすいところから探りましょう。
【次回】