仕訳とは 超基礎編③ 勘定科目の分類方法!
【前回】
https://pen-hakase.hatenablog.com/entry/2021/05/01/150000
では、前回約束していた、勘定科目が「資産」「負債」「資本」「収益」「費用」「純損益」のどれに該当するかの判定です。
まずこの分類が何故こんなに強調して書かれているかを説明します。
この6分類が大事な理由、それは決算書類のどこに書くべき勘定科目かを知っていなければいけないからです。
前回見せたイメージ図です。
貸借対照表 B/S
損益計算書 P/L
資産なら貸借対照表、費用なら損益計算書といったように、分類ごとにどの書類に載るかが決まっています。
正直、仕訳を切るだけならそこまで重要ではありません。
しかし、総合問題では、貸借対照表と損益計算書を作成しなければなりません。
せっかく仕訳が完成しているのに、どこに記載したらいいか分からず、失点するのは勿体無いですね。
だから、分類が出来る様にならないといけないんです。
最初は難しいと思います。
ですが、慣れると流れ作業のようにあっさりと分類できるようになるので、基礎を勉強している今こそ頑張りましょう。
それでは今回の例題を使って確認しましょう。出てきた勘定科目は「備品」と「現金」です。
ここでポイントです。今まで6項目を挙げましたが、実際に判定していくのは「資産」「負債」「収益」「費用」の4つです。
それはなぜかを先に説明していきます。
まずは「資本」。これは問題文を読めばすぐにわかります。100万円を資本金とした、などわかりやすく書いています。
「純損益」は判定の必要がありません。なぜなら、収益と費用の差が純損益なため、収益と費用がしっかり分けれているのなら、自動的に算出されるものだからです。
では残りの4つはどうやって分けるのでしょうか。
次のフローチャートを使えば簡単です。
【次回】