仕訳とは 超基礎編② 嬉しいことを左、悲しいことを右に!
【前回】
https://pen-hakase.hatenablog.com/entry/2021/04/30/150000
それではここで一番大切な話をします。
仕訳とは、
嬉しいことを左
悲しいことを右
に書いてください。
最初はこれだけでなんとかなります!
では、ここで軽く例題です。
『あなたは現金10万円でパソコンを買いました。』
これを仕訳に起こします。
このとき、2通りの攻め方があります。どちらの考え方でも答えは同じなので、やりやすい方から考えましょう。
1 現金から考える
現金10万円でパソコンを買ったと言うことは、お金がなくなったということですね。
さあ、ここで考えるのはお金がなくなることは嬉しいか、悲しいか、です。
「パソコンを買った」ことは一旦置いて、「お金がなくなった」ことだけを見てください。
お金が消えて嬉しい人なんているのでしょうか。
いないですね。つまり「現金がなくなる」のは悲しいことです。
悲しいことは左右どちらに書くのでした?
右ですよ。悲しいことは右側に書きます。
なので
になりましたね。
あとはパズルです。残った左側に必要な勘定科目を書きます。
今回パソコンは「備品」としますね。
これで仕訳は完了です。
2 パソコンから考える
では逆に、「パソコンを買った」ことを最初に注目するやり方です。
あなたはずっと欲しかったパソコンを買いました。欲しかったものが手に入るのは嬉しいですか?悲しいですか?
嬉しいことですよね。嬉しいことは左右どちらに書きます?
嬉しいのは左側ですよ。ここは大事なので必ず押さえてください。
パソコンは勘定科目にすると「備品」なので
になりますね。ここで空いている右側に残った勘定科目を入れます。現金ですよ。
すると、どっちのやり方をとっても答えは同じです。
最初はこのやり方で大丈夫です。
しかし、どちらのやり方にしても、嬉しいから左、悲しいから右は間違えないようにしてください。
【次回】