仕訳とは 超基礎編② 嬉しいことを左、悲しいことを右に!

【前回】

https://pen-hakase.hatenablog.com/entry/2021/04/30/150000


それではここで一番大切な話をします。

仕訳とは、

嬉しいことを左

悲しいことを右

に書いてください。

 

最初はこれだけでなんとかなります!

 

 

では、ここで軽く例題です。

 

『あなたは現金10万円でパソコンを買いました。』

 

これを仕訳に起こします。

 

このとき、2通りの攻め方があります。どちらの考え方でも答えは同じなので、やりやすい方から考えましょう。

 

現金から考える

現金10万円でパソコンを買ったと言うことは、お金がなくなったということですね。

さあ、ここで考えるのはお金がなくなることは嬉しいか、悲しいか、です。

「パソコンを買った」ことは一旦置いて、「お金がなくなった」ことだけを見てください。

お金が消えて嬉しい人なんているのでしょうか。

いないですね。つまり「現金がなくなる」のは悲しいことです。

 

悲しいことは左右どちらに書くのでした?

 

右ですよ。悲しいことは右側に書きます。

f:id:pen_hakase:20210424215857j:plain

なので

f:id:pen_hakase:20210425153257j:plain

になりましたね。

 

あとはパズルです。残った左側に必要な勘定科目を書きます。

今回パソコンは「備品」としますね。

f:id:pen_hakase:20210425153317j:plain

これで仕訳は完了です。

 

 

パソコンから考える

では逆に、「パソコンを買った」ことを最初に注目するやり方です。

あなたはずっと欲しかったパソコンを買いました。欲しかったものが手に入るのは嬉しいですか?悲しいですか?

嬉しいことですよね。嬉しいことは左右どちらに書きます?

嬉しいのは左側ですよ。ここは大事なので必ず押さえてください。

 

パソコンは勘定科目にすると「備品」なので

f:id:pen_hakase:20210425153407j:plain

になりますね。ここで空いている右側に残った勘定科目を入れます。現金ですよ。

f:id:pen_hakase:20210425153317j:plain

すると、どっちのやり方をとっても答えは同じです。

最初はこのやり方で大丈夫です。

 

しかし、どちらのやり方にしても、嬉しいから左、悲しいから右は間違えないようにしてください。


【次回】

https://pen-hakase.hatenablog.com/entry/2021/05/02/150000