簿記とは③ 貸借対照表(B/S)

【前回】


https://pen-hakase.hatenablog.com/entry/2021/04/25/150000


ここで初めて見る言葉が出てきましたね。

B/Sから説明しましょう。

 

B/SとはBalance Sheet(バランス シート)の略で、貸借対照表と言います。

この表には、「資産」「負債」「資本」が載っています。

また新しい用語が出ましたね。

 

B/Sを別の説明の仕方をしましょう。つまりは、【会社の持ち物表】です。

決算の時における、会社の持ち物およびその金額を乗せた表をB/Sと言うのです。

 

例えばですが、現金。これは会社の持ち物で間違いありませんね。

他にも建物や土地。これも会社が買ったなら持ち物ですよね。

更にはこれから売ろうとしている商品。決算のときに売れ残っていたら、これも会社の持ち物です。

これらを「資産」と言い、貸借対照表の左側に記載されます。

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 一方で、資産とは逆にあまり持ちたくない物も貸借対照表に載せます。

これを「負債(ふさい)」と言います。具体的には借入金(かりいれきん)。

銀行から融資を受けた金額で、後々返すものです。借金は負債というのは分かりやすいと思います。

他にも買掛金(かいかけきん)。

あとでお金を払う義務のことです。お金を払うのは嫌ですね。だから負債って覚えましょう。

負債」は貸借対照表の右側に記載されます。

 

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※負債に追われるイメージ

最後に「資本」。資本とは会社を作るために用意したお金を言います。個人事業主だと、自らの貯金等が資本ですが、法人だと投資家が出資した金額が資本です。

貸借対照表上、資産と負債の差額が「資本」となり、右側の負債の下に記載されます。

 

イメージはこんな感じです。

B/S貸借対照表)

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このイメージ図に具体的に数字を入れたのが、②で見た貸借対照表なのです。

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【次回】

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